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2017年だけど「必殺仕事人2016」のあらすじと感想

2015年9月25日に放送された「必殺仕事人2016」の感想です。とうとうです。

今ごろ というべきか。

そもそも今は2017年3月が終わろうとしています。

 

あ、でもですね。

「必殺仕事人2016」の見逃し動画配信も1年間だけですがされてますので、じかに自分の目で見たい!というひとはこちらを確認してみてください。

www.asahi.co.jp

 ちなみにブルーレイ&DVDの発売も決まったそうです。っていうかもう販売中ですわ。

っていうかなんでジャニーズがらみのDVDとかCDは、いつもジャケット写真見本がないんですかね? 気分出ないわー。勿体ぶりすぎ。

 

さて!それではいよいよ伸ばしに伸ばしてきた「必殺仕事人2016」の感想です!

録画してたので2回ほど観ました。

目次

冒頭からいきなり仕事が始まります。

薬種問屋蓬莱堂で、年端もいかない女子たちを集めてステージ・ショー(*´ω`)が開催されています。

きれいな着物を着てモデルにもなれると甘い言葉で集め、斡旋されるのは結局春画のモデルだったり、売春もどきだったり。

で、そこを逃げようとして殺された女子の親の依頼での仕事です。

マトを全部やっつけた後、翌日の現場検証で、そこに仕事とは関係のない切腹死体が見つかります。

調べにより死体は、南町奉行所の同心ということが分かります。

ちなみにその、仕事と無関係の切腹死体は、瓦屋の陣八郎が勝手にやった仕事じゃないかと疑われます。

陣八郎はレギュラーメンバーになったみたいですね。

奉行所はリストラの嵐が吹き荒れる

そのショー&モデル事件と並行して、幕府から奉行所にリストラ担当として朝比奈という男がやってきます。朝比奈はすでに南町奉行所でリストラを済ませた後と言います。

人手が足りない!とみんなが言っているのに、なぜ幕府は余剰人員がいると思うのでしょうか?

朝比奈はリストラすべく候補者選びをするために、本町奉行所に泊まりこみします。そのお付きとして指名されたのが小五郎の相棒結城さん。

朝比奈は結城さんに、「使えない人員(リストラ候補)をチクレ」とささやきます。真っ先に上がるのは小五郎の名前でしょうね!

結城さんは結城さんで問題を抱えている

結城さんは中村主水が出ていった(ということになっている)後の住まいに、子供11人(入力間違いではありません。じゅういちにん です!)と妻ともに移り住んできたひとです。

 

結城さんは結城さんで、仕事にかまけて家族を顧みていない、ということで家族内のもめごとを抱えています。

特に長女のお絹とはギクシャクしていて、お絹はあろうことか蓬莱堂のショー&モデルの現場にも出入りしています。

そのショービズ現場に、仕事にあぶれた経師屋の涼次が絵師としてかかわっており、ワケありの絵師鬼頭とも出会います。

鬼頭はショー&モデル事業を取り仕切るやくざの用心棒兼殺し屋としての裏の顔があり、必殺チームが冒頭にした仕事で、見覚えのない切腹死体を作りあげた下手人。

しかし過去のけがで、腕はあるのに画を書くことをやめてしまっています。

 

そしてこの絵師の鬼頭と、結城さんは幼なじみ。

久しぶりに出会った二人ですが、なつかしんですり寄っていく結城さんに対して、鬼頭はそっけなくつれないそぶり。

 

私はそんな態度取ってても、結局は人のいい結城さんと打ち解けるんじゃないかと思っていました。

道を外れたけど改心する、みたいな。

お前のおかげで目が覚めた!チャンチャン、みたいな。

 

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しかし、もろくもその希望的観測は打ち破られます。画像はイメージです。

朝比奈が怪しいと思っている同心もいるが

その前に、朝比奈が怪しいと目を付けた男がいました。同心の河原崎(小次郎・結城さんの同僚)です。

河原崎は朝比奈のあとをつけて、朝比奈がやくざのショー&モデル事業に出入りしていて、裏でつながりがあることを目撃します。

河原崎はそれを結城さんに告げますが、すぐに朝比奈から金と出世チラつかされ寝返ります。正義のひとに見えたのにガッカリなやつだ!

 

そして朝比奈は、河原崎のほかにただ一人、朝比奈とやくざのつながりの事実を知る結城さんを始末しようとします。

朝比奈が自由にしているお金は、辞めたりリストラしたりして人数が減っているのに、その報告をせず、存在しているものとして支払われてる同心たちの給料分なのです。

つまり人数を減らせば減らすほど、払っている給料と受け取る給料に差が出て、朝比奈が儲かるのです。

結城さんはこの日、家族の信用を取り戻すはずだった

折しもその日は、結城さんは家族とみんなで甘味を食べに行く約束をしていた日。

一回すっぽかした前科があるので、今度こそは絶対絶対まっすぐ帰ってみんなで甘味屋へ行く!絶対何にも誘わないで!邪魔しないで!!

と、小五郎に宣言し、朝から張り切っていた結城さんですが、河原崎に呼び出され…

 

結城さんはすぐにすむ用事かと思っていましたが、待ち合わせ場所に行くと朝比奈を含め悪党が待ち構えていました。

御丁寧に、公金横領の罪を白状して、武士として責任をとるという結城さんの遺書を用意して。

そして手を下すのは、悪党の用心棒であり幼なじみの鬼頭。

おまえ…!

改心する(予定な)んじゃなかったのかよ!?

 

なんかがっかりしました。心底悪党になり下がっても、陽気で人のいい幼なじみの力で、少しは改心するんじゃないか?

もしかして小五郎たちを力を合わせて悪党退治するんじゃ?最後死ぬにしても、だ。

などと思ってたのに。

仕事には依頼人が必要という掟がある

結城さんの死の真相に復讐に燃える小五郎は、結城さんの妻に仕事を依頼させる方向にもっていきます。

妻は、家族で甘味屋にいくためにとっておいたお金を依頼に差し出すのです。

 

・荒れ寺での仕事依頼現場。

・奉行所に夫の私物を取りに行ったときに、濡れ衣を着せられた結城さんが同僚たちにひどいいわれ方をされているとき。

 

この2か所で妻が切る見栄が泣けるポイントです。

 

一家の大黒柱を失ったこの大家族は、この先どんな苦難が待ち受けているのか…。

悪党どもを退治しても、苦労がなくなるわけじゃありません。お金だってないよ。

仕事人の見どころは

各自の仕事シーンもそうですが、仕事に使う道具のお手入れシーンも、けっこう重要な見どころシーンだと思います。

お決まりのパターンの結末は見えているものの、だんだん気分が盛り上がってきます。

それに「ジャニーズでしょ~…」という色眼鏡あっても、若手メンバーが厳しく苦しい“仕事人”としての葛藤をしっかり表現していると感じます。

 

今回は朝比奈と小五郎の一騎打ちも見どころでした。

回を重ねていくにつれ、ヒガシの小五郎はカッコ良く渋くなってきてませんか?

(同時にお茶らけ度UP&おしゃべりにもなってきてるようにも感じる)

安田顕の朝比奈、もーーーすっごいイヤらしい悪人でした!

 

中村主水→結城さん→?

と、次の住人も気になりますが、必殺も復活してから今回で9作目。次は10周年ということで、より内容に期待がもたれます。

っていうかやるよね??「必殺仕事人2017」!!

【追記】「必殺仕事人2017」はありませんでした…

hissatsu-edo-fan.hatenablog.com

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