江戸時代と言えばコレも外せません。
「妖怪」 でっす!
妖怪って言うと今じゃ「妖怪ウオッチ」でしょうけど違いますよ!そんなファンシーなやつじゃねえ!
鳥山石燕・葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳らの浮世絵や、子供向けの双六にも登場する妖怪。
この時代妖怪は、人々に親しまれていたのでしょうか?
目次
江戸時代に妖怪が広まったのは
江戸時代には発達してきた出版文化を背景に、「妖怪」が広く広められ庶民にも受け入れられてきたようです。
四谷怪談や百物語など、絵画だけでなく物語としての妖怪ものも豊富です。
「お岩さん」って妖怪に含めていいのかどうか疑問もありますが(幽霊ですよね?!)、上の画は葛飾北斎の「百物語 お岩さん」です。
葛飾北斎も幽霊画を描いていたのです。
そして下が歌川国芳の「相馬の古内裏」。
どっちもどこかでみたことないですか?
国芳は猫の画もいっぱい描いてますけどね。
めでる国芳ブックねこ [ 歌川国芳(1797-1861) ]
あと妖怪と言えば水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」。
水木しげるは妖怪研究家でもあるんですよね。日本の妖怪の画も絵画として描いています。
妖怪は提灯や行燈の灯りが良く似合う
時代劇も妖怪も、薄暗い闇の部分を彷彿とさせます。
だれかが息をひそめて潜んでいるような…
明かりをつけてもそこに光は届かないような…
灯りと言えばろうそくや提灯、行燈くらいしかなかった江戸時代。
暗闇にいろいろと想像を馳せていたのでしょうかね?!
暗がりで出会いたくはないけれど、描かれている絵に味があるせいか、現代の怪談とは怖さの質が違う気がします。
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